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Ferrari Recall_001

フェラーリまでも…

NHTSA(National Highway Traffic and Safety Administration, アメリカ国家道路交通安全局)は、北米フェラーリがタカタ製エアバッグを装備した814台のリコールを新たに届け出たことを明らかにしました。

対象車種は、2014年12月19日から2015年4月29日まで製造された2015年モデルイヤーのフェラーリ計814台で、458 イタリア、458 スパイダー、458 スペチアーレ、458 スペチアーレ A、カリフォルニア T、FF、F12 ベルリネッタ。

そして先日もヘッドレストなどのリコールを届け出たラフェラーリと、488 GTBとFXX-Kを以外、つまるところ実質フェラーリの現行ラインほぼ全てがリコール対象となります。

フェラーリ、ラフェラーリをリコール!

リコールの内容は”improperly assembled drivers airbag”、つまるところエアバッグの取り付けが不適切であるということ。

NHTSAのレポートでは、

” A combination of insufficient gluing of the leather skin of the Driver’s Air Bag
module cover to the plastic base and improperly rotated orientation of the cushion
during the manufacturing process.”

としており、敢えて日本語訳すると「製造過程において運転席側のエアバッグのモジュールカバーのレザーとプラスチックケースの不十分な接着、クッションが適切じゃない方向に向く可能性アリ」とでも言えばいいでしょうか。

つまりエアバッグの風船本体が中で暴れるのとカバーの接着が不十分なことがミックスして思わぬ形で作動することが…ということですかね。

具体的にはエアバッグのクッション自体がドライバー側でない方向を向く可能性があるということでしょうか?

Ferrari Recall_002

コレは単純に取り付け方の問題でのリコールなので最近話題になっているタカタ製エアバッグを始めとするインフレーター(文字通りエアバッグを硝酸アンモニウムの燃焼によって起爆、瞬時に膨らませる装置)の金属ケース破損によるリコールとはまた趣が異なります。

エアバッグのレザーカバーってことはフェラーリの生産ラインでのミスってことでタカタとは関係なさそう?

これにより北米フェラーリは現地時間7月30日からリコール対応が始まります。もちろん無償リペア。

タカタ製エアバッグのリコール問題、その行方は?

フェラーリもタカタ製エアバッグだったのは意外ですが、タカタ製エアバッグのインフレーターリコールに関しては、国内でも15日に新たにダイハツがおよそ29万台のリコールを届け出るなどトヨタ日産など国産大手メーカーはもちろん、フォルクスワーゲンBMWなど欧州メーカーも巻き込む史上最大のリコール問題となっており、日本国内では約976万台 、北米ではおよそ3400万台がリコール対象。

タカタ製エアバッグのインフレーター爆発による金属片による死亡事故もアメリカを中心にこれまで計8件報告され、社会問題化しています。

タカタ製エアバッグのリコールは2008年にホンダが4205台を対象に行ったのが発端とされていますが、単なる欠陥だけの問題ではなく、エアバッグが90年代中盤から急速に普及したために各自動車メーカーの需要に応えるため乱立したエアバッグ会社による充分なテストや設備を伴わないような急速な大量生産が根本にあるような気がしてなりません。

それを懸念しているのか、アメリカ国家道路交通安全局はタカタ以外のエアバッグの調査を開始。

ARCのインフレーターが関連する事故も2件既に報告されているようです。こちらは2002年型のクライスラー タウン&カントリーと2004年型のキア オプティマに搭載されていたエアバッグである模様。

とにもかくにも、安全のためのエアバッグが原因で命を落とすというのはなんとも皮肉、と言うかもはや人の命がかかっている以上皮肉どころでは済まないので一刻も早い解決を願うばかりです。

皆さんも自分の車がリコール対象車の可能性があるかどうか今一度ご確認を!

[国土交通省・タカタ製エアバッグのリコール届出車種一覧]

Source: NHTSA, AUTOBLOG, 日本経済新聞, 国土交通省

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